2015年シーズンのF1世界選手権の前半戦最後のGPが、今週7/24(金)からハンガリーにあるハンガロリンクサーキットで開幕します。

ここハンガロリンクサーキットは、路面のグリップレベルが低くタイトでツイスティなコーナーの連続でモナコGPに似た市街地コースの特性をもったサーキットです。

このハンガロリンクサーキットは、ストレートが短いためにエンジンパワーを全開にすることなくマシンのセットアップが鍵を握るサーキットとなります。

ですので、コーナーでの挙動が良いマクラーレンのシャシーと、ピックアップに優れたホンダエンジンにとっては最も適したコースであるといえます。

そこで今回は、最もマクラーレン・ホンダに適したGPの1つであるハンガリーGPに向けてのホンダエンジン開発問題と、NHK BSで放送された「F1 世界最速への挑戦 第2回 パワーユニット開発の苦闘」の動画と合わせてお伝えしてみようと思います。

ホンダパワーユニットのハンガリーGPでのトークンの使用は?

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今季のホンダパワーユニットは、信頼性の問題からパワーユニットの 最大のパフォーマンスを発揮することができずに苦しい戦いを強いられているようです。

ですが、カナダGPやイギリスGPで発生した問題やパワーユニットの信頼性の問題において、ある程度のメドがたったことから、これからはホンダパワーユニットのパフォーマンス向上のための開発が進められていくようです。

今現在、ホンダパワーユニットには7枚のトークンが残っているのですが、今回のハンガリーGPでのトークン使用の可能性は低そうです。

というのも、このハンガロリンクサーキットはパワーユニットへの負担が少なくマシンのセットアップが勝敗を分けると見られているためです。

さらに、今シーズンから新たに参入したエンジンサプライヤーには、1基多いパワーユニットの使用が認めらたこともマクラーレン・ホンダにとっては追い風だといえます。

この新たな規約をもとに、ハンガリーGPにおいては信頼性の問題への対策を施されたホンダパワーユニットで戦うことができるようです。

ホンダパワーユニットの1番の問題は、排気熱によってERS(エネルギー回生システム)をフルに活用できないことが問題でした。

しかし、この排気の熱対策として排気管の材質の見直しや点火プラグの改良と合わせて信頼性の問題は改善したとみられているようです。

この熱に関する信頼性の問題が改善することで、ERS(エネルギー回生システム)をフルに活用することで得られるパワーは160馬力といわれています。

ホンダパワーユニットのERS(エネルギー回生システム)は、これまでフル活用できず、他チームに比べ約70馬力ほどセーブしなければならなかったようですので、このERS(エネルギー回生システム)の改善はホンダパワーユニットの大きな前進といえるのではないでしょうか。

若き技術者達の苦悩

今回のハンガリーGP開催に先立ち、NHK BSで放送されたホンダパワーユニットの若き技術者達を追ったドキュメンタリー番組が評判を呼んでいるようなのでご紹介してみようと思います。

 最新技術の粋を集めたパワーユニットの組み立て室や、世界のサーキットと日本のエンジニアを結んでレース中にリアルタイムでデータを分析するミッションルームなど興味深い映像ではなかったでしょうか。

今回のハンガリーGPは、マクラーレン・ホンダの前半戦を締めくくるGPとなりますが、ホンダパワーユニットの信頼性改善が果たせているようならば、予選のQ3進出と合わせ入賞も十分ありえますので楽しみ週末となりそうですが・・・どうでしょうか。